【基本4】:出来高・売買代金

2024年5月更新
こんにちは、株式投資で暮らしているロジカです
この記事はテクニカル分析の基本4「出来高・売買代金」を解説します
株式市場には何千もの銘柄が上場しています。しかし、全ての銘柄が盛況に取引されているわけではなく、中にはほとんど売買されていない銘柄もたくさんあります
銘柄によっては何日間か連続で取引がない、なんてことも
この取引の活発さというのはローソク足チャートだけを見ていてもわからないので、いざ「この銘柄を買いたい(売りたい)」となったときに取引が成立しない、ということがあります
また、取引が少ない銘柄は特定の投資家の影響を受けやすく、テクニカル分析が機能しづらいという弱点があるので注意しなければなりません
そんな銘柄を選ばないために、この記事では取引の規模を教えてくれる「出来高・売買代金」について説明します
こんな疑問を解消できると思います!
それでは早速はじめます

出来高と売買代金は覚えるだけだから超簡単!
出来高とは?

出来高って何じゃ?
「出来高」とは「売買が成立した株数」のことです
例えばAさんがある株を100株買ったときに、反対にBさんがその株を100株売っていたとします
このとき、出来高は100株となります
さらに、このような100株の取引が100回成立したのなら、100株×100回で出来高は100,000株となります
出来高は株価チャート上ではローソク足の下に表示されます

チャート上で出来高を見ると、どれぐらいの取引が行われているか一目でわかり、売買の活発さを知ることができます
売買代金とは?

売買代金ってなに? 出来高とは違うの?
売買代金は「売買が成立した株価×出来高」です
例えば100株の約定(取引が成立)があったときに、その取引が2000円だったとすると
売買代金は2000円×100株=20,000 で2万円となります
売買代金は株数に加えて、株価まで考慮された指標なのです

出来高で取引の活発さはわかると思うけど、売買代金はどんな目的で見るんだ?
売買代金はテクニカル分析ができる銘柄かどうかを判断するために確認します
出来高だけを見て
「おっ、この銘柄はかなりたくさんの出来高があるな!」
と思っても、よくよく見てみると株価が安くて売買代金が少ない、ということがあります
売買代金が少ない銘柄というのは、取引に必要な金額が少なくてすむため、大量購入などで値動きが急上昇したり、急降下したりしがちです
なので、このような売買代金の少ない銘柄は一部の大口投資家の影響を受けやすく、テクニカル分析が機能しづらいのです
せっかくチャートを分析して「この後はこんな感じで動くだろう」と予測しても、意味不明な値動きをすることがありますので、テクニカル分析には適していないのです

売買代金がいくらくらいなら取引してもいいの?
一日最低でも5億円以上の銘柄を選びましょう
具体的にいうと、最初は一日の売買代金が最低5億円以上の銘柄でトレードするといいです
下の画像は楽天証券の投資ツール「MarketSpeed2」の操作画面です▼

その日の株価情報がどうだったのかをまとめた「サマリー」や「市況」情報の中に、売買代金が表示されています
この小田急電鉄の例では、約32億円の売買代金だったことがわかります。単位が「千円」なので金額に注意してください
32億なら5億以上という条件を大幅に超えているので問題ないですね
スイングトレードのような短期的な取引では、買いたいときに買えて、売りたいときに売れる銘柄が理想です
これを「流動性がある」といいます
売買代金が多いということは
- 一部の投資家の売買による突発的な値動きの影響を受けにくい
- いつでも取引ができる流動性が確保されている
という二重のメリットがあるのです

出来高と売買代金はどう使い分けるの?
複数の銘柄を比べるときは売買代金を使い、1つの銘柄の過去と現在を比べるときには出来高を使うといいです
出来高は株数、売買代金は金額なので、ごっちゃにして使わないようにしましょう
どちらも取引の活発さを知るために利用しますが、異なる銘柄同士の取引き規模は金額に係わる売買代金で比べるようにしてください
まとめ:出来高・売買代金を確認して活気ある銘柄を選ぼう!
「出来高・売買代金」について、この記事のまとめです
- 出来高は「売買が成立した株数」のこと
- 売買代金は「売買が成立した株価×出来高」のこと
- 売買代金はテクニカル分析に適する銘柄かを判断する指標となる
- 一日最低でも5億円以上の売買代金がある銘柄を選ぶとよい
出来高と売買代金からその銘柄の取引状況が把握できます
出来高や売買代金の少ない銘柄はテクニカル分析に向いていません
取引をする前に必ずこれらの指標を確認するようにしてください!
出来高と売買代金はテクニカル分析の前段階で、銘柄をふるいにかけるための重要な情報だよ
出来高については「価格帯別出来高」という指標もあり、もっと高度な分析ができます
こちらの記事にまとめていますので読んでみてください▼

次は銘柄のリアルタイム注文状況を把握する「板情報」を学習しましょう▼
