【初心者向け】株式投資の超基本を分かりやすく解説
2024年4月更新
株が大好きで株式投資で生活しているロジカです
ブログタイトルの文字どおり、僕は株で最速FIREを達成しました
人生が思い描いたとおりに変わって
「株ってすごい! 株サイコー!」
という気持ちなので、ブログを読んでいる皆さんにも株の魅力をお伝えしたいと思っています
ただ、株を全然知らない人やトレード経験がない人は
株で儲かるって本当?
株なんてギャンブルと同じでしょ?
株ってなんだか難しそうだけど誰でもできるの?
なんて疑いの目を向ける方も多いと思います
この記事では実際に株式投資で実績のある株歴10年超えのロジカが
● 基本中の基本を
● 超わかりやすく
株について解説していきます
株をはじめてみたい方、これから株式投資で資産運用を考えている方に向けて「株」の超基本をわかりやすくお伝えするので、株式投資の全体像を理解できると思います!
完全初心者向けに説明するよ。 株を知って株式投資に挑戦しよう!
記事を読んで「株やってみたい!」と興味が湧いた方には専門的なページも用意していますので、どんどん読み進めていってください! ▼▼
株は企業がお金を集める手段です
企業が営利を目的として経済活動をするためには資金が必要です。それを集める手段が株になります
もちろん投資家はただお金を貸すだけではなく、企業が上げた利益を受け取れます。お金がほしい企業側とお金を増やしたい投資家の利害が一致しているわけです
企業側:「事業がうまくいったら利益は配分しますから、株を買いませんか?」
ふーん、この会社は稼いでくれそうだな。株を買ってみよう
こんな感じで企業側は、株で集めた資金を使って事業を行い利益を出していきます
投資家側からすると、株を買うということは会社のオーナになるということです。株は少額からでも会社のオーナーになれる仕組みなのです
そして会社の稼いだ利益は全部、オーナである株主のものです。これは土地やマンションのオーナーと同じで、賃貸収入は全てオーナのものですね
例えば日本を代表する大企業のトヨタ自動車の時価総額は約43兆円です
2024年1月4日時点の株価(株の値段)は2605円でした。最小購入単位の100株を買ったとすると、43兆円分の26万円だけのオーナーになったということになります
オーナーになれば配当金という利益の分けまえをもらえますし、経営状況や経営方針を説明してくれる株主総会で質問することもできます
利益はオーナーのものだ! とは言っても
会社の利益は社員や社長のものじゃないの?
と疑問を持つ人もいるかもしれません。実際に一生懸命働いて稼いでいるのは社員や社長ですからね
実は社員や社長の給料は会社の経費なのです。会社が稼いだ収入から社員や社長の給料などの経費を差し引いて、税金も引いて、残ったものが利益になります
この利益が株を買って事業資金を投資したオーナーのものになるというわけです。利益の7~9割は会社がもっと成長するために使われますが、残ったものが配当金として株主に分配されます
このような株の仕組みで企業は事業資金を集め、投資家は利益を得られる構造になっているのです
株で利益を得る方法には、インカムゲインとキャピタルゲインの2つがあります
まずは1つ目のインカムゲインについて
前のパートでも説明したように投資家は会社オーナーとなり、企業が上げた利益を配当金として受け取れます。この配当がインカムゲインです
ちゃんと利益を出しているいい会社なら、どんどん配当金が上がっていくため「株を買って投資したい」という人が増えていきます
次に2つ目のキャピタルゲインについて
株は買いたい人と売りたい人が価格と数量を出し合って、折り合いがつけば売買が成立します。これを「約定」といいます
株価は時々刻々と変わり、買いたい人が増えると株価が上がります。流通している株の数には限りがあるため、売りたい人に対して買いたい人が多ければ、買いたい人の間で競争が起こるのです
「500円で買いたい」
500円じゃ売りたくないなぁ
「それならオレは600円だ!」
うーん、もうちょっと上がってほしい!
「アタシは700円よ!」
よし、700円なら売っちゃおうかな!
イメージはこんな感じ。実際はコンピュータ上で証券会社が取りつぎ、売買注文を証券取引所に出して、条件が合えば約定します
こうやって株を買いたい人が増えると株価が上がっていくので、価格が上がったところで売ればその差額が儲けになります。この値上がり益をキャピタルゲインといいます
キャピタルゲインで儲けるには「安く買って高く売る」ことです。とても単純ですが、上手くいけば配当とは比べ物にならないほど大きな利益が出ます
逆に高いところで買ってしまい、その後に株価が下がった場合には差額が損失になります。この値下がり損をキャピタルロスといいます
「この株は上がっていきそうだな。今買っておいて高くなったら売って儲けよう」
こんな風にキャピタルゲインを狙ってトレードする投資家はたくさんいます
株価が上がったり下がったりする要因には、配当狙いの売買だけではなく、キャピタルゲインを獲得したい投資家の思惑があるということを覚えておきましょう
このように株はインカムゲイン(配当)とキャピタルゲイン(値上がり益)の2つの方法で儲けることができるのです
株は証券取引所で売買されます
株は証券取引所で株主どうしが売買するものですが、すべての株式会社の株が証券取引所で買えるわけではありません
証券取引所で取引されるためには、その会社が取引所に申請し、その取引所の上場基準を満たしているか審査を受けて合格する必要があります
日本の株式市場は東京、名古屋、福岡、札幌の4つの証券取引所があります。メインは東京証券取引所(東証)で、上場企業の約97%の株を扱っています
東証にはプライム市場、スタンダード市場、グロース市場の3つがあります
簡単に説明するとプライム市場はグローバルな事業展開をする大企業向け、スタンダード市場はそれに次ぐ規模の企業向け、グロース市場はベンチャーなど今後成長する見込みがある新興企業向けです
それぞれで上場を維持するための基準が違います。流通している株の比率や時価総額の最低ラインが設定されていて、これをキープできないと上場廃止の可能性がでてくるので、企業にとって重要な数字になります
日本の株式市場はほとんどが東証で取引されているよ。プライム、スタンダード、グロース市場の銘柄で取引を考えよう!
東証で取引できるのは9時から15時までです
株が取引される時間は取引所ごとに違いますが、東証の場合は9時から15時です。11時半から12時半はお昼休み、土曜、日曜、祝日と年末年始はお休みになります
PTSといって取引所を介さない取引もあり、証券会社によっては朝や夜間でも売買が可能です。ただし、PTSは株の流通量が少ないので約定しにくい傾向があります
株を買うには、具体的に何すりゃいいの?
実際の株の売買は次の5STEPで行います。ただし、STEP1~STEP2は一度設定してしまえば毎回行う必要はありません
STEP1:ネット証券に口座を開く
STEP2:口座にお金を入金する
STEP3:銘柄を選ぶ
STEP4:株を買う
STEP5:買った株を売る
株はネット証券で買うことをオススメします。株は証券会社の店頭や電話で買うこともできますが、ネット証券には次のようなメリットがあるからです
- 手数料が安い
- 豊富な情報が得られる
- 手軽にすばやく注文を出せる
口座開設は郵送でもできますが、スマホがあれば申し込み自体はその場で完了できます。次の2つが必要になるので手元に準備しておきましょう
- マイナンバーが確認できる書類
- 身分を証明できる本人確認書類
ネット証券のホームページを開くと、トップページに「口座開設はこちら」のように書かれていると思いますので、それをクリックしましょう
証券会社によりますが、以下の作業が必須です
- メールアドレスの登録
- 個人情報の入力
- 確認書類の提出
③はスマホで本人確認書類と顔写真を撮影すればOK、口座開設は完了です。入力して審査が終わると後日、ログインIDとパスワードが発行されます
楽天証券の口座開設方法は、以下のページでご確認ください
ネット証券は楽天証券がおすすめ!
ネット証券に口座が開設されたら、そこにお金を入れて株を売買します。口座への入金はネット証券に指定された銀行口座で行います
指定の銀行口座にお金を振り込むと、そのお金が自分の口座に入金されるようになっています
どの株を買うのか銘柄を選びます
選び方には種々ありますが、大きくは次の2つです
- 業績のいい会社を探す(ファンダメンタル分析)
- 安い株価の銘柄を探す(テクニカル分析)
分析手法は別パートで説明しているので、先に知りたい人は下のボタンでジャンプしてね!
ネット証券ならこれらの分析をするための情報を豊富に知ることができます
気になる会社が、どんな事業を行っていて、業績がどうなのか、過去から現在の株価はどう動いてきたのかを調べましょう
調べたい銘柄の名前か「銘柄コード」を入力して検索します。そうすると、その銘柄のさまざまな情報を見られます
- 会社のプロフィール
- 業績の推移
- 会社に関するニュース
- 株価チャート(値動きのグラフ)
- 株主優待情報
銘柄を決めたらいよいよ、株を買うための注文を出しましょう
注文前に決めておくことは次の4つです
- 銘柄
- 何株買うか
- 注文方法
- 注文はいつまで有効か
②の「何株買うか」について補足すると、株は100株という「売買単位(単元株数)」が決められています
この単位ごとのセット販売が基本なので、注文は100株、200株、300株のような100株の整数倍になります
次は③の「注文方法」について説明します
以下は楽天証券のトレードツール「MarketSpeed2」の画面です
注文する前にまずはネット証券のトレードツールで、現在の株価状況をチェックしましょう
株価チャートを確認する
現在の株価はいくらか?
売買注文の入り具合はどうか?
これらの情報をもとに、いくらで注文を出すのかを最終決定します。③の売買注文の状況は「板情報」といいます
板情報の見方が分からない人は、別ページで詳しく説明しているのでご覧ください
注文時に入力するのは主に次の3つです
何株注文するのか
いくらで注文するのか
この注文の有効期限
⑤の「いくらで注文するのか」について、画面を見ると「指値」と「成行」の2つがあります
指値は値段を「ズバリこの価格」と指定する注文で、成行は「いくらでもいいからとにかく買いたい(売りたい)」という注文です
ただし成行の方が指値よりも優先的に約定する決まりがあります
基本的には指値で注文すればいいですが、急いで買いたい(売りたい)とき、どうしても買いたい(売りたい)ときなどは成行を使いましょう
最後に買った株を売りましょう。株の売り時は次の2パターンです
- 目標の株価まで到達したとき
- 思惑が外れて大きく下落してしまったとき
売り注文の出し方は買い注文のときとほぼ同じで、売り注文でも「指値」と「成行」があります
大きく損をしていてとにかく早く売りたい場合は「成行」がいいです
そうではなく利益確定の売りや、そこまで急ぐことのない場合は「指値」を使いましょう
株を売ると証券会社の自分の口座に売却代金が入金されます
お金が入金されるのは売り注文が約定した日を含めて3営業日目になるので、急いでお金が必要で株を売る場合には注意してください
株の売買は慣れれば誰でも簡単にできるよ!
株取引の種類には「現物」と「信用」の2種類があります
現物取引は、実際の株を買って値上がり益や配当を目的に売買する取引のことです。いわゆる「株を買って売る」普通の取引ですね
一方の信用取引は、自己資金を保証金にして、その約3.3倍までの金額を投資できる取引のことです
信用取引には現物取引にはないメリット・デメリットがあります
メリット
- 自己資金の数倍の金額で取引が行えるため、少ないお金で大きな利益を得られる可能性がある
- 「空売り」ができるため下落局面でも利益を得る可能性があり、投資機会が増える
デメリット
- 自己資金より多い金額で取引をすると大切な資金を失って借金が増えるリスクがある
信用取引は自己資金を超えた金額で取引が可能となります。そのため、少額資金を効率よく増やしたい人に最適な手段です
ただし、自己資金より多い金額で取引をする(レバレッジをかける)と、損失の度合いも大きくなります
損失が膨らんで保証金額が大きく目減りすると「追加保証金」、略して「追証」の入金が必要になるので注意しましょう
そんな借金のリスクがある取引は怖すぎてできんわ
そんな風に思うかもしれませんが、信用取引は自己管理能力と運用能力を備えた人であれば、レバレッジのない現物取引よりも格段に早いスピードで資金を増やせます
さらに信用取引の大きなメリットとして、株の「空売り」が挙げられます
現物取引は株価が上昇する局面じゃないと儲けられませんが、信用取引では空売りによって株価が下落する局面でも利益を狙えます
つまり取引するチャンスが倍に増えるってことで、やらなきゃもったいないです。僕は「空売り」は全員やるべき!と思っています
「空売り」については次のパートで詳しく説明します
信用取引は「売り」でも勝負できるのでやらないと損だよ!
こわい人はレバレッジなしの自己資金の範囲で取引すれば、現物取引とリスクは変わらないよ
ちなみに信用取引には専用の信用口座の開設が必要で、最低保証金として30万円以上を証券会社に入金しなければならない場合がほとんどです
信用取引をやりたい人は、現物口座を開いたネット証券で信用口座を開設しておきましょう!
「空売り」とは証券会社から株を借りて売る投資法のことです
「そらうり」でなく「からうり」と読みます
空売りは証券会社から信用取引で株を借りて売り、株価が下がったところで買い戻し、その差額を得るという取引です
信用取引で株を買うことを「買い建て」、空売りすることを「売り建て」といいます
なんで株を売って儲かるんだ? 意味わからんけど
空売りは信用特有の考え方で少し難しいので、下の図を使って説明しますね
まず証券会社で空売りしたい銘柄の株を借りてきます(図の①)
その株を売っていきます。たとえば、500円で売ったとしましょう(図の②)
この時点であなたは現金500円を手に入れますが、株は手元にありません
あなたは証券会社から株を借りているので、どこかで株を買い戻して返さなければなりません
その後、株価が200円まで下がったとしましょう。ここで買い戻します(図の③)
株価は200円なので手元にある500円の中から200円を払います
これで借りていた株を再び手に入れたので、証券会社に返却します(図の④)
そうするとあなたの手元には300円が残ります。これがあなたの利益になります(図の⑤)
証券会社からは株を借りているだけ、それが何円であろうと株を返せばいい、そういう仕組みです!
この例から分かるように、空売りでは株価が下がると儲けが発生します。ということで、大きく儲けるためのコツは
- これから値下がりしそうな株を空売りすること
- できるだけ高いときに売ること
の2点に尽きます
考え方に慣れれば誰でもできますので、是非チャレンジしてみてください
これなら初心者のオレにもできそうだ
僕は空売りは絶対にできるようにした方がいいと思っています。その理由は次の2点です
- 投資チャンスが2倍になる
- 売りの方が買いよりも早く利益を得られる
株価には上昇と下落と横ばいの3つのトレンドがあります。「買い」は安い株が高くなったら売る方法で、上昇トレンド中にしか利益をあげられません
株は上がり続けることはなく、必ずどこかで下落トレンドが発生します。例えばコロナショックのときには1か月もの間、ほとんどの株が下がり続けました
もしも現物取引しかできず「買い」の選択肢しかなければ、下落トレンド中は指をくわえて見ているしかありません
しかし、ここで「空売り」ができると下落トレンド中でも利益を狙えるのでチャンスが2倍になるのです!
「空売り」ができると上昇と下落のどちらも利益が取れる!
また株価には上昇するときはゆっくりだが、下落するときは急降下する傾向があります
下落の方が早いのは、人は損をしたくない生き物だから下がり始めると急に売り急ぐからだと考えられます
このため買いで攻めるより、売りの方が早く利益を積み上げることができるのです!
イイことだらけ! こりゃ「空売り」をやらない手はないな
ここからは「空売り」をするために知っておきたい細かい話をします
信用取引には証券取引所が行う「制度信用」と、個別の証券会社が独自に行っている「一般信用」があります
制度信用の場合、「貸借銘柄」として株を空売りできるのは上場企業3700社中の2000社程度です
一般信用取引の対象銘柄は各証券会社によって決められていますが、貸借銘柄よりも少し多くの株を取り扱っています
信用取引の手数料について触れておくと、信用買いの場合はネット証券だと年利2.8%前後の金利が、空売りの場合は1.1~1.15%の貸株料がかかります
さらに制度信用の貸借銘柄の場合、たくさんの人が空売りをして証券会社が貸し出す株が枯渇した銘柄に対して、「逆日歩」という1日単位でかかる金利が発生することがあります
また制度信用の場合は、6カ月以内に決済しないといけないという返済期限があるので注意しましょう。般信用には逆日歩も返済期限もありません
このように空売りには覚えなければならない細かいルールはありますが、それでもメリットの方が大きいと思います
相手の攻撃を受けつつも隙間を見てカウンターパンチを狙うボクサーのように、下落相場で防戦一方になるのではなく、空売りという反撃の一撃を繰り出しましょう
空売りには大きなメリットがあるぞ。ルールを覚えて空売りをマスターしよう!
「損切り」は株式投資において最も重要な技術です
これができないと、みるみるうちに損失が膨らんで株式市場から退場させられてしまいます
損切りは「ロスカット」とも呼ばれます
購入時より価格が下落したときなど損を含んだ状態の株を売って、「これ以上損失が膨らまないように」と損失を確定させることをいいます
購入した株価が下落して、その後に回復が見込めないと判断できるケースでは、すぐに損切りしなければなりません
そのまま保有し続けた場合、さらに株価が下落して損失額が膨らむ可能性があります
損切りをして損失額を確定させることで、それ以上損失が膨らまないようにすることができるので
株式投資は「損小利大」を意識することが重要です。毎回の取引で損を小さく、利益を大きく得ることを心がけ、常に「利益>損失」のイメージを持ちましょう
株を買った時点をプラスマイナス0と考えると、利益と損失は同じ幅の分だけ動く可能性があると考えるべきです
利益:損失 = 1:1 なので、図の中央のように買った時点のプラスマイナス0から上下に同じ幅の矢印があると考えましょう
ここで損失の矢印の長さを変えられるのが「損切り」です。損失を最小限に抑えることで、損失の矢印を短くできます
んなこと言っても、どこまで下がるか分からないから損失を確定するのムズくない?
そうですね。損切りはとても難しいです
頭ではわかっていても損を確定させられずに、結局ずるずると含み損(決済していない状態で損をしていること)を膨らませてしまいがちです
しかし、損切りができなければトレードで儲けることはできません! これは絶対です!
じゃ、どうすりゃ損切りできるようになるの?
損切りを習得するには訓練が必要です。たとえばデモトレードをやってみましょう
ネット証券にはデモトレード機能のあるところが多いので、実際に自分のお金でトレードする前にデモトレードで慣れておくことです
このとき「この価格よりも下がったら損切りする、この価格よりも上がったら利益を確定する」というルールを作っておきましょう
このルールを忠実に守るデモトレードを繰り返し行い、成功経験を積むのです
本番前の練習の時点で完璧にマスターしておくことが大事!
それでも欲に負けて損切りできない人もいるかもしれません
もしかしたら今が大底で、もうすぐ上がり始めるかも!
こんなに下がったんだから、もう下がるはずがねぇ!
こんな考えが頭をよぎり、なかなか損切りを実行できない。。。そんな場合は「逆指値(ぎゃくさしね)注文」で損切りをするといいです
この注文は、損切り価格になったら勝手に損切りを執行してくれる便利な注文です
たとえば、あなたが購入した銘柄の価格が500円であるとき、「400円まで下落したら成行(なりゆき)で売却する」という注文を行ったとします
そうすると、400円以下になった時点で自動的に「成行」で株が売却される仕組みになっています
このように、「逆指値」である価格に到達したら「成行」注文するようにしておくと、損失拡大を回避するリスク・コントロールができるのです
意志の弱い人やルールを守る自信がない人は、逆指値注文で損切りしよう
株式投資は保有する期間の観点で次の3つのスタイルに分けられます
- デイトレード
- スイングトレード
- 中長期トレード
1番目の「デイトレード」は1日の中で値動きを見ながら何度も売買を繰り返し、その日のうちに利益を確定するスタイルです
デイトレードの特徴は
- チャンスを逃さないように相場を見ながら取引をしていく必要がある
- 短期売買を繰り返して増やしていければ、1日で大きく利益を上げられることもある
- 常にチャートを見ていなければならず、働きながら行うのは難しい
- チャート分析の勉強はもちろん、タイミングを逃さないトレードの訓練が必要
こんな感じです
2番目の「スイングトレード」は数日~数週間の値動きで利益を狙う投資スタイルです
スイングトレードは
- トレンドと呼ばれる相場の流れで、同じトレンドが続いている間は保有し続け、トレンドを利用して利益を取るのが基本戦略
- タイミングをとらえることが大切だが、デイトレードほど瞬時の判断は必要ない
- 相場に張り付かなくていいので、会社員や主婦でも取り組みやすい
- チャート分析の勉強が必要
という特徴があり、デイトレードよりも余裕を持って取り組めるかと思います
3番目の「中長期トレード」は数か月~数年の値動きで利益を出していくスタイルです
中長期トレードの特徴は
- 企業の決算や財務内容から成長性をよく調べ、株価が割安な株を買って適正株価までの値上がりを待つ戦略
- 買った後に値上がりするまで数年、長い場合は10年以上かかることもある
- 財務諸表の勉強や、会社四季報などを使って投資判断できる能力が必要
といったところです
3つの投資スタイルの特徴を理解して
- ライフスタイル
- 自分の性格
- 資金状態
を考慮してどのスタイルにするか選びましょう
ロジカがおすすめする投資スタイルは、以下のパートで説明しているよ
株式相場の分析には大きく「テクニカル分析」「ファンダメンタル分析」の2種類があります
ザックリいうと、「テクニカル分析」は株価チャートの形を見て株価を予想すること、「ファンダメンタル分析」は会社の業績と景気や政策の動向から株価を予想することです
2つのうち、どっちを選べばいいかわからん! それぞれのメリットを教えて
2つの分析はどちらも一長一短あるので、以下にメリットとデメリットを比較しました
メリット
- チャートで全て判断できる
- チャートを見るだけなので短時間で分析できる
- 短期で利益を出しやすい
- 分析力を向上すれば予測精度が高まる
- 経済の知識がなくてもいい
デメリット
- 決算や政策などの突発的な出来事に対応できない
テクニカル分析は「株価チャートには全てが表れている」という考え方なので、チャートだけを見て分析をします。そのため経済の知識が不要で、短時間で分析できます
今の株価が次にどうなるのかをチャートの形や指標から判断できるため、短期トレードで利益を出しやすいです。もちろん中長期的なトレードにも有効です
メリット
- 決算や政策発表など事前に価格変動が起きそうなタイミングが分かる
- 中長期でのリスクを把握しやすい
デメリット
- 分析に時間がかかる
- 業績が良くても株価が上がるとは限らない
- プロの機関投資家より情報の鮮度と精度が劣る
一方のファンダメンタル分析は「会社の業績から株価を予測する」考え方です。業績を予測することで決算後の値動きを推定します
業績を分析して会社の利益を見積もっていくため、経済の知識が必要になります。業績に影響を与える政策やニュースにもアンテナを張っておかなければなりません
業績を1社ずつ細かく調べるのは労力がいるので、分析に時間がかかる傾向があります
また会社情報を専門に調査するプロの機関投資家と比べると、個人投資家は情報の量とスピードの観点で大きく劣ります
個人が得られる情報は会社四季報や企業ホームページ、経済ニュースなどに限られるため、どうしてもプロの機関投資家には勝てないのです
プロよりも情報量が少ない個人投資家は、ファンダメンタル分析では不利なんだな…
さらに「決算が良かったら必ず株価が上がるのか」といえばそうではありません。過去のチャートを確認すると、決算と株価が連動しない銘柄はたくさんあります
決算が良くても株価が下がることがある….
2つの分析方法の特徴を、比較しやすいように表にまとめました。見比べて確認してみてください!
そんで結局どの投資スタイルと分析手法がいーわけ?
僕のおすすめはスイングトレード&テクニカル分析です!
まず投資スタイルについて、スイングトレードを選んだ理由を説明すると
- デイトレードだといつも張り付いていなければならないので、働きながらは難しい
- 中長期トレードは企業や経済の勉強と分析に労力がかかり、利益を出すまでにも時間がかかる
若干、消去法になってしまっていますが、他の投資スタイルは現実的にハードルが高いのです
日本の成人されている方は、会社や自営業で働いている人がほとんど。毎日忙しく働き、株式投資にどっぷり使う時間なんてないと思います
そのため日中のトレードや帰宅後の分析に時間を割くのは現実的でなく、ゆったり隙間時間に取り組めるスイングトレードがベストだと考えます!
さらにスイングトレードは数日から数週間でトレードを行うので、中長期トレードに比べて短期間で利益を出せるのです
会社員や子育て中の主婦など、時間のない人にはスイングトレードが最適!
次にテクニカル分析を選んだ理由は
- 経済の知識が不要であり、チャートだけで全てを判断できる
- 仕事の隙間時間や帰宅後の短時間でチャート分析ができる
という分析のしやすさです
テクニカル分析はチャートを見て全てを判断します。チャートには再現性があり、こういうときはこう動く、という予測が立ちます
チャートは証券会社のトレードツールでスマホを使って隙間時間に確認できますし、株価指標でスクリーニングした特定の株だけをチェックすることもできます
対するファンダメンタル分析では、企業情報や決算情報を読み解くために多くの時間が必要です。そうして予測した決算の良し悪しが的中したとしても、必ずしも株価が連動するとは限りません
登山前に天気予報を確認して傘を持参したり、季節や気温に応じて服装を選んだりしますが、山の上では晴れていると思っても急に雨が降り出すこともあります
そんな山の天気のように、決算後の株価は予測不可能で、どれだけ準備をしても予想外の状況になることがあるのです
確かに決算が良ければ株は上がりやすいし、悪ければ下がりやすいのかもしれません。でも、そうじゃないときもある…
これがファンダメンタル分析のいやらしいところで、費用対効果が小さいように感じます
テクニカル分析を覚えれば、株価予測の精度UPと時短ができるよ。一石二鳥の効果あり!
このような理由で僕はテクニカル分析をおすすめしています!
ここまで株の基本的なポイントをざっと説明してきました
「なんとなく理解できたから、そろそろ株をはじめたいんだけど」
と思っている人もいるかもしれませんね
具体的にどうすりゃ株をはじめられるの?
このパートでは株をはじめるために最低限必要なものについて解説します
実際に自分のお金で株トレードをするには次の3つが必要です
- 運用資金
- 証券口座
- 運用能力
運用資金
お金がなければ株はできません。まずは少額からでも株に投入できるお金を用意しましょう
証券口座
資金が用意できたら証券口座を開設してください。空売りをしたい人は信用口座も開設しておきましょう
信用口座は最低保証金を証券会社に入金しなければなりません。多くの証券会社の最低保証金は30万円以上ですので、資金を用意してから信用口座を開設しましょう
楽天証券の口座開設方法は以下をご覧ください
運用能力
テクニカル分析の方法を学びましょう。株の現在の状態をどうやって読み取るのか、これからの株価をどうやって予測するのか、手段を知ってください
以下のリンクに、株価チャートの見方やテクニカル分析の指標についての解説した記事をまとめています
何度も読んで、人に教えられるレベルになるまで理解してください▼▼
手段が分かったら、次はデモトレードで経験を積みましょう
自分がトレードする手法の再現性を確認し、利益確定と損切りが思い通りにできるようにしてください
以下のページでおすすめのデモトレードツールを紹介していますので、もしよければご覧ください
①②③が全て準備できたら、いよいよ自分のお金を使ってトレードをはじめましょう
くれぐれも、いきなり自分の大切な資金を投入しないようにしてください!
初心者にありがちですが
とりあえず株買っちゃおう。なんとかなるっしょ!
という方がけっこういます
これ、痛い目を見るのでやめましょう
ダメ、絶対!!
たとえばサッカーでも、練習せずに試合に出ても勝てませんよね
まずは「ドリブル」「パス」「シュート」の基本を覚えます。その後、試合形式で覚えたワザをどう使うのか繰り返し練習して習得します
そうやって基礎と実践を模擬した練習を繰り返すことで、手応えを感じられるようになってきます
その段階を経て試合本番に挑むと、練習で身につけたことを試合で再現できるため、良い結果につながります
株も同じです!
「チャート」の見方や「分析指標」を知りましょう(ドリブル、パス、シュート)
デモトレードでチャートをいくつも眺め、勝てるポイントを見つけましょう(試合形式の練習)
そのトレードを繰り返して体に覚え込ませましょう
それができたら、いよいよ自分のお金を使って株式投資デビューです(試合本番)
軽い気持ちで自分のお金を投入したらダメなんだな
そうだね。しっかり準備をして、成功経験を積んで、自信を持って本番に挑もう!
このように株をはじめるためには【①運用資金 ②証券口座 ③運用能力】が必要になります
株デビューを考えている方は、この3つの準備をしてください!
ここまで株式投資の基本的なことを紹介してきました
この記事を読んで少しでも株に興味を持ってもらえたのであれば嬉しいです
最後に重要なポイントをおさらいします
- 株は企業がお金を集める手段である
- 投資家は株を買うとオーナーになれる
- 株で得られる利益にはインカムゲインとキャピタルゲインがある
- 株は証券取引所で売買でき、日本の株は主に東証で扱われている
- 東証にはプライム、スタンダード、グロースの3市場がある
- 株は平日9時~15時の間に取引できる
- 株を買うにはネット証券で口座開設して入金する必要がある
- 株取引には現物取引と信用取引の2種類がある
- 信用取引は手持ち資金を超える金額で取引できたり、空売りができたりする
- 空売りは投資のチャンスが倍増し、買いよりも早く利益を出せるので絶対にやるべき
- 損切りは株式投資の重要な技術である。必ず習得すべし
- 株の投資スタイルはデイトレ、スイング、中長期の3つがある
- 株の分析方法はテクニカル分析とファンダメンタル分析の2つがある
- おすすめはスイングトレードとテクニカル分析の組み合わせである
- 株式投資をはじめるには、①運用資金 ②証券口座 ③運用能力 の3つが必要である
- 運用能力がないのに株を売買してはいけない。デモトレで経験を積むべし
初めての内容だし、専門用語ばっかで難しーな
そう思われた人もいるかもしれません
それでも少し努力すれば誰でも儲けられる株。やらないなんて絶対に損です!
株は資金を効率的に、爆発的に増やせる可能性のあるすばらしい投資手段です
僕は株でFIREを達成して思い通りの人生を手に入れました
人生を大きく変えられる、株の威力はそのぐらい強力です
あと単純に株式投資ってメチャクチャ楽しいです!
宝くじや競馬のようなギャンブルとは違い、株には再現性があります。予想したとおりに株価チャートが動いたときには、達成感と満足感でクセになっちゃいます
投資手段としても、大人の趣味(笑)としても、株は超おすすめです
みなさんもぜひチャレンジしてみてください!
記事を読んで「株やってみたい!」と興味が湧いた方は、どんどん専門的なことを学んでいきましょう
僕がFIREを達成した株式投資手法について以下のページで紹介していますので、よかったらご覧ください
さあ、ここから楽しい株ライフの第一歩を踏み出しましょう
この記事はそんな感じです!