【テクニック3】:節目

2024年6月更新
こんにちは、株式投資がライフワークのロジカです
この記事ではテクニカル分析のテクニック3「節目」(ふしめ)を解説します
節目ってなんでしょうか?

竹の木の横しまのこと?

元々の意味はそのとおりで、竹の幹のつなぎ部分のことを節目といいます。他にも結婚や出産、入学、卒業などの人生の一大イベントを「人生の節目」と呼ぶことがありますよね
ところが株式投資で使う節目はちょっと違います。株価の節目は投資家心理が現れる重要ポイントであり、その後の値動きに大きな影響を与えることがあるんです
この記事では
こんな疑問に答えながら節目を解説していきます
節目は「高値・安値」と似たような使い方をするよ
節目とは

結局、節目ってなんなの?
節目とは「キリがいい数字の株価」のことだよ
株価は長い目で見れば、会社業績や社会情勢によって上がったり下がったりしますが、それがいくらになるかという計算式はありません
買いたいと思う投資家が多ければ上がるし、売りたいと思う人が多ければ下がります。そのため株価に最も影響を与えるのは投資家の需給関係なのです
つまり、投資家の気分や心理状態が株価を決めているといっても過言ではないということ
そのためキリのいい株価というのは、投資家心理として買いや売りが起こりやすい価格になります
例えば
「今持ってる株は970円だから、1000円までいったら利確しよう」
「今は540円だから、500円まで下がったら買おうかな」
というように、キリのいい株価で売買をしようとする投資家がたくさんいるんです
そのため、このキリのいい株価=節目では株価の上昇が止まったり、下落が下げ止まったりするケースが多々あります
皆さんも中途半端な数字を目標にはしないですよね
「今回のテストは98点を目標にしよう!」
という人はほとんどいなくて

100点取るぞ!
とキリのいい数字を目指すものです
株価も同じことが起こりやすく、節目では上げ止まりや下げ止まりが起こりやすいので覚えておきましょう
下の図はダイキン工業の日足チャートです

節目となる25,000円や30,000円で株価が上げ止まる抵抗帯となったり、20,000円で下げ止まる支持帯になったりしています
このように節目は株価をせき止めるストッパーとして働くのです

他にも色々なチャートで節目の効果を確認してみてね
キリのいい数字とは

どんな株価がキリのいい数字なの?
節目がキリのいい株価だということはわかりましたが、キリのいい数字って一体なんでしょう?
例えば500円。これはすごくキリがよさそうですね
では33,500円はどうでしょうか?
同じ500円でも金額が大きくなるとキリがいいように感じません
結論から言うと、株価の10分の1の単位を節目の目安にするといいです
株価が1000円までなら、その10分の1は100円なので節目は
1000円までの節目
100、200、300、400、500、600、700、800、900、1000
です
株価が5000円までなら、その10分の1は500円ですから節目は
5000円までの節目
1000、1500、2000、2500、3000、3500、4000、4500、5000
となります
株価が10,000円までなら、その10分の1は1000円となり
10,000円までの節目
6000、7000、8000、9000、10000
が節目です
こんな感じで10分の1を目安として考えてみてください
節目をトレードに利用するには

節目はどうやってトレードに応用すればいい?
節目の考え方は基本的に「高値・安値」と同じです
- 節目を超えられずに下落したら売る
- 節目を超えて上昇したら買う
- 節目で反発して上昇したら買う
- 節目を割り込んで下落したら売る
実際のチャートで例を示します

これは東海旅客鉄道の日足チャートです。ルール③を使って、3000円の節目で下げ止まっていて、上昇を確認して買いエントリーです
またルール①を使って、4000円の節目で上げ止まっていて、下落を確認して売りエントリーもできます
次はエムスリーの日足チャートです

このチャートではルール④を使います。3000円や2000円の節目で何度か反発するものの、最後には節目を大きく割って下落しています
節目を陰線ではっきりと割りこんだ日に売りエントリーするといいでしょう
最後は三菱地所の日足チャートです

こちらはルール②を使って、2000円の節目でもたついていた株価が陽線で大きく上昇したことを確認し、買いエントリーします
またルール①により、3000円の節目を超えられずに下落したことを確認して、売りエントリーも可能です
節目は投資家の心理的ストッパーですから、まずは「節目に到達したら跳ね返される」と考えておきましょう
しかし、一旦節目を抜けたのであれば、それは相当に強い上昇や下落が発生していると判断できます。その場合には流れに逆らわずに、上昇なら買って下落なら売るといいでしょう
ただし、節目だけでトレードするのは危険です!他の指標を補う+αの要素で使ってください
おすすめは高値・安値とセットで使うこと
例えば次のように前の安値が節目と一致しているような状態なら、その株価は安値と節目の2重の意味で投資家に意識されていることになります

こんな場合は前回同様に跳ね返されて上昇する可能性が高いので、迷わず買いましょう
「高値・安値」以外にも複数の指標と組み合わせることで投資判断の精度が高まります
チャートを見たら必ずセットで節目を確認するクセをつけてください!
まとめ:多数の投資家が意識する一大イベント!節目トレードで利益を出そう
「節目」記事のまとめです
- 節目とはキリのいい株価のこと
- 節目では投資家心理により売買が活発になる
- 節目は株価の抵抗帯や支持帯になりやすい
- キリのいい株価は株価の10分の1単位で考えるといい
- 節目を超えられずに下落したら売る
- 節目を超えて上昇したら買う
- 節目で反発して上昇したら買う
- 節目を割り込んで下落したら売る
※節目だけで判断するのは危険。他の指標と組み合わせることで精度が上がる
たくさんの株価チャートを見てみると、これでもかというくらい節目が効いているとわかります
株価は投資家の思惑や気分で動いているので、心理的ハードルである節目の効果は絶大です
ただし、全ての銘柄で節目が作用するわけではなく、銘柄ごとに節目に反応しやすいものだったり、価格ごとに反応しやすい節目があったりします
トレードする前に

この銘柄は節目が効いているかな

どの節目で止まりやすいのかな
と確認してから売買をするようにしましょう
チャートを見たら「高値・安値」と「節目」をセットでチェックしよう!
次のパートでは「新値更新」(しんねこうしん)について学習します▼

買いや売りを仕掛けたり、利益確定したりするタイミングはどのように考えればいいのでしょうか。その判断の根拠となるのが「新値更新」です
新値更新を覚えると、具体的にいつエントリーやイグジットすべきかがわかります。利益を最大化するために実戦で使える素晴らしい技術ですので、ぜひ自分のものにしてください
この記事はこれで終わりです! それでは次の記事で会いましょう