【基本5】:板情報

2024年5月更新
こんにちは、株式投資で暮らしているロジカです
この記事はテクニカル分析の基本5「板情報」を解説します
前日までのローソク足や移動平均線を確認して、いざ「株を買おう」となったときに

リアルタイムの株価や注文状況はどうなってんだ?
とか

今いくらで注文いれたら買えそうなのかな?
とか、具体的な情報が知りたくなります
そんなときに役立つのが「板情報」です
板情報はメチャクチャ便利で、どの価格にどれくらいの注文が入っているか一目でわかります
この記事では板情報の見かたや注意点について解説し、こんな疑問に答えていきます
「板」の使い方をマスターしよう!
板情報とは
板情報とは気配(けはい)情報も呼ばれ、証券取引所に出された売買注文の価格と数量をリアルタイムで表すものです
百聞は一見にしかず、まず実際の板情報を見てみましょう▼

左側には売りの数量が、右側には買いの数量が、中央には気配値(注文価格)が表示され、その時点でいくらで買えそうなのか、売れそうなのかが一目でわかります
上の図では現在価格の付近で
12,655円の売り注文が600株、12,660円の売り注文が11,300株
12,640円の買い注文が100株、12,635円の買い注文が900株
だということがわかります
ここであなたが12,640円で500株の買い注文を出したとすると

板はこのように変わります
12,640円での買い注文が500株増えて600株になりました
この状況では12,640円で売ってくれる人が現れないかぎり、あなたはこの株を買えません
しかも、あなたより先に12,640円で出された買い注文が100株あります
株は同じ価格なら先に注文を出した人から売買を成立させる、というルールがあります
注文が成立したり、取り消されたりするとその注文は板から消えていきます
そのため後から注文したあなたは、ドキドキ・ワクワクしながら前に注文されている100株が消えていくのを見ていることになるのです
板から買い手と売り手の優劣がわかる
板情報には買い手と売り手のリアルタイムの対戦状況が如実に表れます

株は「買いたい人が多ければ上がり、売りたい人が多ければ下がる」という値動きの基本があります
そのため板を見て売り手が多いなら

売りたい人が多そうだから、目先の株価は下がりそうだな
と予測がたちます
買い手と売り手のどちらが優勢かを見れば、次の値動きが読めるのです
板情報を見るときの注意点
最後に「板情報」を見るときに気をつけるべきところを3つお伝えします
- 板は取引時間内のみ有効である
- 板には「成行」の注文は出てこない
- 「特」「注」「S」マークに注意
板は取引時間内のみ有効である
板から読み取れる値動きは取引時間内のリアルタイムの動きです
取引時間外に表示されている板は、取引時間終了時点での情報になります
そのため、取引時間終了後の停止した板から、明日の値動きを読むことはできません
板には「成行」の注文は出てこない
値段を無視してでもとにかくすぐに買いたい(売りたい)という「成行(なりゆき)」の注文数は板に含まれません。成行注文の場合には、注文が板に表示される時間もないまま売買が成立してしまう、という感じです

成行注文が出てこないとどんなことが起こるの?
板では買い手が多いように見えていても、売りの成行注文が大量に入って暴落してしまう、ということもあるよ
「特」「注」「S」のマークに注意
板には時々、特別な表示が出ることがあります
これらは以下の書籍の説明がわかりやすいです▼

「特」マークは買い(売り)注文に対して、売り(買い)注文が圧倒的に多いような場合に「特別気配」となって表示されます
「S」マークはストップ高(値幅制限いっぱいまで買われた)やストップ安(値幅制限いっぱいまで売られた)ときに表示されます
これらのマークが出たときには売買をせずに、慎重に行動するよう心がけましょう
マークの意味を知っていれば注文状況の誤った理解を防ぎ、不測の事態でも冷静な対応ができます
こういうこともある、と知っておくことが大事!
まとめ:板情報から目先の株価の動きが予測できる!
「板情報」について、この記事のまとめです
- 板情報とは売買注文の価格と数量をリアルタイムで表すもの
- 板情報から買い手と売り手のどちらが優勢かがわかる
- 板は取引時間内の売買状況のみを示し、取引時間外は対象外
- 板には「成行」の注文は出てこない
- 「特」「注」「S」のマークが出たら注意すること
板情報を確認すると、その株に対する買い手と売り手の攻防がわかり、目先の株価を予測できます
実際に売買をするときには板を有効活用して、少しでも自分の買いたい(売りたい)値段で約定(売買が成立すること)できるように注文を出しましょう
見た瞬間に売買状況かわかるようになるまでいろんな銘柄の板を見てみよう
ここまで【基本1】から【基本5】までを解説してきました
これで基本パートは終わりです。お疲れさまでした!
基本パートはローソク足や移動平均線、出来高などチャート分析の基礎が詰まっています。何度も読み返して重要ポイントを頭に叩き込んでください!
この後はテクニカル分析で使える、少し高度な指標や考え方を学びます
実際のトレードに役立つ実践的なテクニックばかりですので、貪欲に学習を進めていきましょう▼
